第48号 2014.06.02発行
縞板ギャラリー
緊急脱出用シューター
写真にある螺旋状の滑り台です。
何の設備か良く分からなかったので注意書き等を読むと、緊急脱出用の滑り台でした。
脱出時は勢いを付けて滑るのでは無く、体育座りの様な体勢で手を滑り台に突いて体を安定させ、足を尺取り虫の様に動かし滑って降りる様です。
三階の降り口に行ってみると、踊り場には縞板が使われていました。
この設備は、使われないことを望まれていますが、万が一、万が一この設備を使って避難が必要なとき、この縞板が患者さんや看護師さんの足元をやさしく、またしっかりとサポートしてくれるでしょう。
思わず「油断せんと、頑張りや!!」と心の中で声を掛け、その場を後にしました。
縞板は風雨に曝されて少しサビていますが、朽ちる直前まで毅然として職務を全うしてくれる事でしょう。
社内イベントのお知らせ
ワイヤーロープのメンテナンス
全社的な社内イベントはありませんでしたが、事業所での定期的な作業が有りましたので紹介いたします。
また、そこで見つけた縞板も紹介します。
その作業は、吊り用ワイヤーロープのチェック及びメンテナンスです。
よじれの補修及び線切れが無いか等の確認を行います。
よじれ等が酷い物はその都度メンテナンスを行いますが、通常は毎月第一土曜日の出勤日に全体的な吊り用ワイヤーロープのチェック及びメンテナンスを行います。
吊り用ワイヤーロープをメンテナンスする事で、日々の業務は安全かつスムーズに行えるのです。
よじれの補修作業は専用の工具を使って行いますが、工具のペダルには小さな小さな縞板が使われています。
小さいからと言って侮れません。
かなりの力で踏み込む為、縞目の無い板では足を滑らす事も考えられます。
ペダルが縞板ですと滑らずしっかりと踏み込め、安全に作業が行えます。
小さいけれど、縞板が安全作業に役立っていると思うと少し嬉しくなります。
この様な小さな縞板を見つけては喜んでいる私たち、縞板症候群(?)という病におかされているのかもしれません。(たぶん、重症です!!)
社員ブログ
駅の通路の縞板
今回は、ステンレス製の小さな小さな縞板を紹介します。
葉書2枚ほどの大きさの縞板ですがかなりユニークな所に使われていました。
その場所は、大阪の南港ポートタウン線(通称;ニュートラム)、中ふ頭駅です。
南港にはATC、インテックス大阪、その他ホテル等が立ち並び、週末になると色々なイベントが開催されます。
その最寄の駅が中ふ頭駅です。
この縞板は、改札から出口までの通路に設置されており通路の幅方向に三つセットで長手方向に4~5ヶ所程設置されています。
実はこの縞板は蓋として使用されており、縞板を外すと角柱が入る穴になっています。
イベント等で駅の利用者が増えると見込まれたとき、午前中の時間帯は会場に向かう大勢の人の為に進行方向に向かって右側の角穴に角柱を差込み、角柱間にロープを張って柵として使用し、行きかう乗客の方々が混ざり合わないようにしています。
また、午後の帰りの時間帯には、逆の左側の角穴に角柱の柵を差込み通行スペースを確保する仕組みになっています。
通常は、写真の様に穴に縞板の蓋が被されています。
何気なく被されている縞板ですが、乗客の安全を確保する為の設備の一部として日夜がんばっています。
中ふ頭駅にお越しの際は、是非この縞板を見てやって下さい。
社長のひとり言
社長のひとり言!?
もうはや5月も終わり。この欄も締切ぎりぎり(汗)
ということで、困ったときのゴルフ頼み。
飛距離自慢の、幼稚園
スコアにこだわる、小学生
まわりが見えて、中学生
マナーにうるさい、高校生
歴史をひもとく、大学生
友群れ集う、卒業生
これはスコットランドに古くから伝わるゴルフの歌?だそうです。
ゴルフのみならず、あらゆる物事に於ける成熟度が表現されているように思われます。
我々も、成熟した「おとな」たるべきですし
この国も成熟した「良い国」たるべきと改めて考えさせられます。
日本には、まだ道徳や公共性を重んじる心が残っています。
まだまだ礼儀正しさや時間に正確なこと等の美点が残っています。
こうした日本の、日本人の、良さをもっともっと磨いていくべきだと思います。
どこかの国のような「強請り集り」の文化に陥らぬ様、
自らを更に高めていけば、おのずと道は開けてくるものと信じています。
追伸
先日ちょっとした事情で、通勤の往復にJRを利用しました。
行きは4分遅れ、帰りは信号トラブルとかで20分の遅れ。
お詫びのアナウンスは(安全第一、多少の遅れはしゃーないやん)
という本音が透けてみえるような形だけの棒読み調でした。
安全重視は当然です。
しかしそれと時間厳守は別ものです。
ダイヤに余裕を持たせるなどの工夫の上で、日本の売りである正確な時間運行は確保して欲しいと思った次第です。