第32号 2013.02.01発行
縞板ギャラリー
住吉大社の灯籠内
今回は、毎年のように全国初詣参拝者数ベスト10以内に入る大阪市内の住吉大社・・・その前にある灯籠内で使われている縞板製螺旋階段を紹介します。
灯籠は、国道26号線沿いで住吉大社の200メートル東に位置し、市民の間では高灯籠と呼ばれ親しまれています。
その名前の通り、高さが16メートルもあり、境内600基ある灯籠の中で最高最大だそうです。
創建は鎌倉時代とも言われ、住吉大社の除夜の灯火として作られましたが、江戸時代に海上交通が盛んになり、夜間大阪湾に出入りする船の為の目印となった事から、日本最初の灯台とも言われています。
その後、昭和25年のジェーン台風で土台のみ残し倒壊してしまいましたが、昭和49年に鉄筋コンクリート造りで再建されました。
その時に上に昇る為、縞板の螺旋階段が設置されたようです。
このような歴史的文化財に縞板が使用されている事に感動しました。
社内イベントのお知らせ
新年会
大冨鋼材の全社員で新年会をしました。
当日は寒い日でしたが、みんなで鍋を囲み身も心も温まる楽しい会になりました。
巷では政権が代わり、株・為替も上向き加減で公共事業等の話も出ていますが、鉄業界はまだまだ厳しい状況が続くと思われます。
そんな中で、今後の在り方などの真剣な意見やこれからの抱負を話す場面もあり、新年早々、大変有意義な時間を過ごす事ができました。
最後は全社一致団結し仕事に取組むことで結果を出し、また一年を通して皆が健康で過ごせるよう祈念し、一本締めで終了しました。
社員ブログ
こんな所にも・・・。
先日、神戸三宮の某ホールで知り合いの若者二人が出場するボクシングの興行があり、応援に行ってきました。
二名とも前の試合で負けている為、今回の試合が再起戦でした。
結果は二人とも見事1ラウンドKO勝ちでした。
良かった、良かった。次戦に期待!!
ふとリングサイドを見ると、こんな所に縞板の階段が・・・。
この階段は本部席前にあり、リングアナウンサーやレフリーの方々が使用するものです。
普段ボクサーは体脂肪率12%前後ですが、試合前は測定不能になる程の減量が必要です。
試合への期待と恐怖、また過酷な減量を克服してこそはじめてリングに立てます。
その若者たちの思いをこの縞板は見てきたと思うと、なぜか胸が熱くなり思わず写真を撮ってしまいました。
ふと気付くと、このホールで縞板を見て胸を熱くしているのは、どうも私一人のようでした。
最近のボクシングの興行は、試合の合間に歌謡ショーやダンスパフォーマンスなども有り、若い女性も多数観戦に来られています。
機会があれば是非足を運んで下さい。
また、興行を縁の下で支えている縞板君をこっそり応援して下さい。
社長のひとり言
社長のひとり言!?
久し振りに風邪を引いてしまいました。長年に亘り「アホは風邪ひかん」を実証し続けてきたのですが。・・・残念。
「アホもたまには風邪をひく」
この世は何が起こるか分かりません。
昨年の会長逝去で喪中のなか、新年早々に私にとっても家族にとっても大変大切な友人が亡くなりました。悪性の病魔と最後まで闘い続けた壮絶な生きざまでした。すごい奴という言葉ではとても語り尽くせないすごい奴でした。すごくて優しい、ええ男でした。
ドーッとくる虚脱感冷めやらぬ中、今回起こったアルジェリア内邦人殺害事件。最前線で働く日本の企業戦士の方々。
どんな命も重視出来ない稚拙なテロリスト。
一方で我が国内ではオウム裁判で死刑囚を証人尋問云々とか。
どんな命も大切にしてしまい、本当に大切な命を守れない皮肉な現状。
やるせないもんです。
人は争う為に戦うように出来てるし、平和の為に戦えるようにも出来てます。
サボるようにも出来てるし、頑張るようにも出来てる。
憎むようにも、嫉み妬むようにも、優しく愛せるようにも出来たぁる。えらいもんです。
でも、最終的にはどんなに偉い人でもええ人でも、あらゆる生物と同じように死んでしまうように出来てますのや。
今更ながら思い知らされる気がいたします。
神あるいは宇宙というものの下での厳粛なる平等とはこのことなんとちゃいますやろか。
なんでもかんでも平等に・・
としたがるこの国のやり方はちょっと違うと思いますねんけど。
唯々 合掌